着床前検査PGT(Preimplantation genetic testing)とは、体外受精によって得られた胚の一部の細胞を生検し、染色体数や遺伝子を調べる検査です。
着床前胚染色体異数性検査PGT-A(aneuploidy)は着床前診断のうちの一つで受精卵の染色体の数を調べ、異常がない受精卵を子宮に移植することで、流産を減らし、胚移植あたりの妊娠率や出産率を高めることを目的としています。
『反復体外受精・胚移植(ART)不成功例、習慣流産例(反復流産を含む)、染色体構造異常例を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の有用性に関する特別臨床研究』が2020年1月より開始され、当院も研究分担施設として承認を受けましたので、学会が提示した条件に当てはまる方にPGT-Aを実施することができます。