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子宮がん検診

子宮がん検診

子宮の下1/3を子宮頸部、子宮上2/3を子宮体部と呼び、それぞれの部位に生じるがんを子宮頸がん、子宮体がんといいます。

子宮頸がんとは

子宮頸がんは子宮の「入り口」にできるがんで、子宮頸がんは女性特有のがんとしては乳がんに次いで罹患率が高く、毎年、約10,000人もの女性が新たに子宮頸がんにかかっています。また前がん病変である異形成を含めると患者さまの数はさらに多くなります。以前は発症のピークが40代でしたが、初交年齢の若年化などの影響で若年化が進んでおり、発症のピークは30代で妊娠・出産を考える時期と重なります。20~30代の女性のがんで最多です。

原因はなんですか?

子宮頸がんは子宮頸部異形成を経て発症すること、そして異形成から発がんの過程でヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関与していることが明らかになっています。
HPVはとてもありふれたウイルスで、性交渉の経験がある女性の80%以上が50歳までに感染を経験するといわれています。特に若い年代の感染率は非常に高いことがわかっています。

どんな症状がありますか?

子宮頸がんは通常、早期にはほとんど自覚症状がありませんので、早期に発見するためには定期的に検診を受ける必要があります。進行するに従って異常なおりもの、月経以外の出血(不正出血)、性行為時の出血、下腹部の痛みなどが現れます。

検査

まずスクリーニング検査として子宮の入り口にある頸部をブラシでこすって細胞を採取し、顕微鏡でがん細胞を見つける細胞診検査を行います。この検査を子宮頸がん検診と呼びます。出血などの症状がなくても、性交渉の経験がある方は20歳を過ぎたら、毎年、子宮頸がんの検診を受けることをお勧めします。
子宮頸部の細胞診検査の結果、異形成やがんの疑いが強い場合には、より多くの部分を採取(生検)し、顕微鏡で検査する組織検査を行います。

どのように治療しますか?

子宮頸がんの治療方法は、手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤)の単独、もしくは組み合わせで行います。
初期の段階(異形成や上皮内がん)で発見されれば、子宮を残す治療(子宮頸部のレーザー治療など)も可能です。
当クリニックでは行っていませんので、連携先の病院をご紹介いたします。

早期発見、早期治療を

子宮頸がんはごく初期のがんならば、子宮を残すことが可能で、その治療成績も極めて良好です。また、治療後に妊娠や出産することも可能です。子宮頸がん検診で早期発見し、早期治療を受けることが一番大切です。

子宮体がんとは

子宮体部に発生するもので、近年、日本人女性に増えてきているがんのひとつです。そのほとんどは、子宮体部の内側にある子宮内膜という組織から発生することから、子宮内膜がんとも呼ばれています。

どのような方が子宮体がんになりやすい?

多くの子宮体がんの発生には、卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンが深く関わっています。卵胞ホルモンには子宮内膜の発育を促す作用がありますので、卵胞ホルモンの値が高い状態が持続していると子宮内膜増殖症という前段階を経て子宮体がん(子宮内膜がん)が発生することが知られています。リスク因子として、出産したことがない、肥満、月経不順(無排卵性月経周期)などがあります。一方、このような卵胞ホルモンの刺激と関連なく生じるものもあります。このようなタイプの子宮体がんはがん関連遺伝子の異常に伴って発生するとされ、比較的高齢者に多くみられます。そのほかにも高血圧、糖尿病、近親者に乳がん・大腸がんを患った方がいることなどもリスク因子として知られています。

どんな症状がありますか?

一番多い自覚症状は不正出血です。子宮頸がんに比べ、子宮体がんになる年代は比較的高齢ですから、閉経後あるいは更年期での不正出血がある時には特に注意が必要です。閉経前であっても、月経不順、乳がんを患ったことがある方は注意が必要です。

検査

子宮頸がんの検診と同じで、子宮内膜の検査も外来で十分に可能です。直接、子宮の内部に細い棒状の器具を挿入して細胞を採取し検査する子宮内膜細胞診を行います。疑わしいところがあれば、さらに専用の器具を使って組織を採取して組織診を行います。ただ、子宮体がんの患者さまは比較的高齢の方が多いので、子宮の中まで器具を挿入することが難しい方もおられます。このような方には超音波検査で子宮内膜の厚さを測って判断することもあります。

どのように治療しますか?

治療の主体は手術です。手術により再発危険因子がみつかったり、あるいは診断した時点で手術による病巣の完全摘出が困難な場合には、抗がん剤治療(化学療法)や放射線治療などが行われます。若年婦人で子宮を温存し妊孕能を維持して治療することを希望される方には、ホルモン剤を使って治療することも可能です。ただし、ホルモン治療の適応となるのは、初期の子宮体がんで、しかも一部のタイプのものに限られます。
当クリニックでは行っていませんので、連携先の病院をご紹介いたします。

早期発見するには

子宮体がん(子宮内膜がん)は決して治りにくいがんではありません。病気が子宮にとどまっている範囲で治療すれば80%以上の方は治ることが期待できます。子宮は膣を介して直接、細胞や組織を採取することができる臓器なので、診断に極めて有用な検査が比較的簡単にできます。不正出血やおりものの変化があった時は婦人科を受診してください。子宮体がん以外のがん全般にも言えることですが、がんは早期発見・早期治療がとにかく重要です。

千代田区子宮がん検診

当クリニックは千代田区の『子宮がん検診指定医療機関』です。
千代田区にお住まいの受診対象の方を対象に、無料で子宮がん検診を実施しています。受診対象の方には区から6月上旬に受診券が郵送され、検診期間は6/15~2/末日です。結果説明も無料です。ただし、この検診で精密検査が必要となった場合には、保険診療となります。

ご対象の方

千代田区にお住まいの女性で、20歳以上の偶数年齢の方
ただし、72歳以上の偶数年齢の方のうち、過去3年以内に子宮がん検診を受けていない方が受診を希望する場合は、千代田区健康推進課健康推進係(03-5211-8171)への申込みが必要です。区の子宮がん検診は2年に1度です。

なお、最近6ヶ月以内に不正性器出血(一過性の少量の出血、閉経後出血等)、月経異常(過多月経、不規則月経等)、褐色帯下があった場合、ご本人が同意される場合は、子宮体がん検診(細胞診)を実施します。

子宮や卵巣のトラブル

子宮筋腫

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮の筋肉にできるこぶのような良性腫瘍です。小さいものも入れれば30歳以上の女性の3~5人に1人にみられる女性にとっては身近な病気です。
筋腫のできる場所により、漿膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫に分類され、筋腫の位置や大きさ、個数によって症状はさまざまです。
性成熟期に発生し、閉経すると筋腫が小さくなることから、卵胞ホルモン(エストロゲン)が深く関わっていると考えられています。そのため小さい筋腫であれば閉経とともに消えるものもあります。
症状は、過多月経、月経困難症、不妊症のほか、腫瘍感(しこりを触れる)、圧迫症状(膀胱圧迫、直腸圧迫、骨盤圧迫)などがあります。

子宮筋腫の診断

内診、超音波検査、MRI検査などで総合的に診断します。

子宮筋腫の治療

症状がほとんどない場合には、定期的な診察での経過観察でよいことも多いです。しかし、日常生活に支障のある何らかの症状がある場合や、症状が年を追う毎に強くなってくるような場合、増大傾向が著しい場合には治療を検討します。
治療には大きく分けて薬物療法と手術療法があります。薬物療法で症状の改善が得られない場合や、根本的な治療を希望される場合などには、手術療法が検討されます。

薬物療法

生理痛や月経の量の増加による貧血に対処するといった対症療法と、女性ホルモンの状態を調整するホルモン療法があります。
ホルモン療法にも大きく分けて二つ、一時的に閉経の状態に近づけて子宮筋腫の縮小を図る偽閉経療法(GnRHアゴニスト療法)のほかに、低用量ピルなどを用いた偽妊娠療法があります。

手術療法

子宮全摘出術は子宮筋腫のできている子宮を摘出するため、子宮筋腫の再発などのリスクが全くなくなる根治的な治療です。一方で、妊娠を希望されている場合などは子宮筋腫のみを取り除く筋腫核出術が選択されることがあります。
手術療法が必要な場合は、連携先の病院にご紹介いたします。

子宮内膜症

子宮筋腫

本来、子宮の内側にあるべき子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、子宮の内側以外の場所(腹膜、卵巣など)で発生してしまうのが子宮内膜症です。子宮内膜症は女性ホルモンの影響で進行し、近年の晩産化・少産化に伴う一生の月経回数の増加によって発症率も増えています。初経後の10代後半から発生する可能性があり、20~30代の女性によく見られる病気です。
子宮内膜症の原因については免疫異常説や月経血が卵管を逆流して起こる逆流説が有力視されていますが、はっきりしたことは分かっていません。

子宮内膜症ができやすい場所

子宮内膜症ができやすい場所として、卵巣、ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)、仙骨子宮靭帯(子宮を後ろから支える靭帯)、膀胱子宮窩(子宮と膀胱の間のくぼみ)などがあげられます。その他、稀に肺や腸、鼠蹊部にもできることがあります。

どんな症状がありますか?

病巣にできた組織が炎症や癒着を引き起こすためさまざまな症状がみられますが、主な症状は様々な痛みと不妊です。痛みの中では生理痛が最も多く、その他、性交痛、排便痛、排卵痛、腰痛、骨盤痛、下腹部痛を引き起こします。また、子宮内膜症を患っている方のうち30~50%の方が不妊症を合併していると考えられています。症状がないにも関わらず、知らない間に子宮内膜症が進行している場合もあります。

特に、卵巣にできた子宮内膜症を卵巣チョコレート嚢腫といい、卵巣予備能の低下による不妊や嚢腫の破裂、骨盤内感染、卵巣がんなどのリスクになります。

どのように治療しますか?

大きく分けて薬物療法と手術療法があり、症状の種類や重症度はもちろん、年齢や妊娠の希望などを総合的に判断して最適な治療法を選択していきます。
薬物療法には、低用量ピルや黄体ホルモン剤、GnRHアゴニストなどがあり、女性ホルモンの分泌を調整することで症状を緩和させます。

子宮腺筋症

子宮腺筋症

子宮内膜症の一種と考えられ、子宮の内膜組織が筋層内で増殖するため、次第に子宮が大きく硬くなり、過多月経、月経困難症、不妊症をおこすことがあります。
治療法その他は、子宮内膜症をご参照ください。

卵巣のう腫

卵巣のう腫

卵巣のう腫は、卵巣の良性病変で、若年(20歳代~30歳代)に多く見られます。子宮内膜症により卵巣内にチョコレートのような古い出血が貯留する「卵巣子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)」、水や粘液が貯留する「嚢胞腺腫」、皮膚や毛髪・歯などの体の他の部位の組織が貯留する「皮様のう腫」などが代表的です。また排卵後、一時的に卵巣が腫れる場合もあります。

卵巣のう腫の症状と診断

卵巣のう腫は、大きさによっては下腹痛や腹部の腫瘤感が生じます。とりわけ卵巣皮様のう腫の場合、「茎捻転」を起こすことがあり、急性腹症で救急受診となる場合もあります。また無症状で健康診断や妊娠を契機に発見されることも多く、他科(内科など)を受診した際に偶然発見されることもあります。
卵巣のう腫の診断は、主として画像診断です。
超音波検査(経腟・経腹)では、卵巣のう腫の大きさやおおよその状態がわかります。CT検査やMRI検査では、のう腫の内部の構造をより詳細に調べることができるため、卵巣のう腫の種類の決定や、良悪性の予測に役立ちます。血清腫瘍マーカーは、卵巣のう腫の良悪性を予測する補助的な検査です。腫瘍マーカーの数値で診断を決めることはなく、異常値を示したからといって悪性であるとは限りません。

卵巣のう腫の治療

ある程度の大きさや、痛み、腹部の腫瘤感などの症状がある場合は、手術療法など積極的な治療の適応となります。その場合、連携先の病院にご紹介いたします。
大きさが小さく、悪性を疑う所見が乏しければ、超音波検査などによる定期的な経過観察を行います。また一過性の卵巣腫大である機能性のう胞や黄体のう胞は、自然に消退することが多いので、経過観察を行います。
卵巣子宮内膜症性嚢胞は、GnRHアゴニストや、黄体ホルモン、低用量ピルなどのホルモン療法で縮小が期待できるため、ホルモン療法を行うことがあります。

子宮頚管ポリープ・子宮内膜ポリープ

子宮頚管ポリープ

ポリープが子宮頸管に出来るものを子宮頸管ポリープといいます。
子宮頚管ポリープの多くは良性ですが、原因ははっきりとわかっていません。
大きさは3mm~2cm程度です。痛みはなく、症状がないことも多いですが、大きくなると帯下が多くなったり不正出血することがあります。稀ですが、前がん病変であることもあるため切除し、病理診断を行うことが望ましいと考えられています。

治療法

根元が細いものであれば外来で鉗子という器具で痛みなく取ることができます。
根元が太い場合は切除に出血を伴うことがあるので、連携先の病院にご紹介いたします。一度取り除いてもまた繰り返しできてしまうことがあります。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜ポリープは、子宮内膜から発育したきのこ状のイボです。
不正出血や重い生理痛、貧血を伴うこともありますが、症状が出ない方も多くいらっしゃいます。子宮内膜ポリープができる原因は明らかではありませんが、炎症や分娩、流産、女性ホルモンの影響などが考えられています。
子宮内膜ポリープは多くは良性の腫瘍で、小さいもので1センチ以下、大きいものでは数センチのものもあります。 複数個見つかることもあります。
超音波検査やMRIで子宮内膜ポリープが疑われた場合、子宮鏡(ファイバースコープ)で詳しく検査します。子宮内膜が増殖する前の生理直後の子宮鏡検査が有効です。不正出血の原因となったり、不妊症の原因と考えられたり、悪性の可能性を否定する必要がある場合、ポリープを摘出しますが、再発することもあります。

子宮内膜ポリープと不妊の関係

受精が成立しても、子宮内膜に着床しないと妊娠には至りません。受精卵が子宮内膜にたどり着いたときに、子宮内膜ポリープが邪魔をして着床できないことがあります。

治療法

手術の適応となる場合、提携先の病院をご紹介します。

不正出血

月経以外に性器から出血することを不正出血といいます。新しい血液は赤、古い血液は茶色、わずかな出血は黄色のこともあります。排卵期に起こる中間期出血(排卵出血)など病気ではないものもありますが、中には子宮頸がんや子宮体がんなどによることがあるので注意が必要です。

不正出血に潜む病気

炎症によるもの
萎縮性腟炎、細菌性膣炎、子宮内膜炎など
ホルモン異常によるもの
卵巣機能不全、月経不順など
良性の腫瘍
子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫など
子宮腟部びらん
若い女性では一般的に見られる状態で心配ありません
悪性の腫瘍
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、子宮肉腫、腟がんなど
妊娠に関連するもの
流産、異所性妊娠(子宮外妊娠)など

これらのように、不正出血を起こす病気は数多くあります。

不正出血があったら

出血が生理の約2週間前だけに起こる場合は、排卵出血と思われ、しばらく様子見ていただいて構いませんが、それ以外の特に不定期に起こる不正出血は重大な病気が隠れている場合もありますので外来受診をお勧めします。必要に応じて検査を行います。また、一度の検査で異常が見つからなくても、不正出血を繰り返す場合はごく初期の病気が潜んでいることもあります。このような場合は検査を繰り返し行い、以前の状態との違いを比較することで診断できることもあります。毎回異なる医療機関で受診するのではなく、同じ医療機関で変化を診てもらうことをおすすめします。

月経に関する相談

月経の仕組みと正常な月経

子宮の内側は子宮内膜という組織で覆われています。子宮内膜は受精卵を着床しやすくするために、排卵後に少しずつ厚くなりフワフワのベッドのような状態になります。厚くなった子宮内膜は、受精卵が着床しなかった場合には、排卵後約2 週間で剥がれ落ち、子宮口から出血として排出されます。この出血が月経です。簡単にいうと、月経とは、このような「卵胞の発育→排卵→厚くなった子宮内膜の排出」という、女性ホルモンによる卵巣と子宮の働きによる出血のことです。はがれて薄くなった内膜は、次の排卵に向けてまた厚くなり、妊娠が成立しなかったらまたはがれ落ちるというサイクルを毎月繰り返しているのです。

  • 月経の仕組みと正常な月経:月経期
  • 月経の仕組みと正常な月経:卵抱期
  • 月経の仕組みと正常な月経:排卵期
  • 月経の仕組みと正常な月経:黄体期

生理痛(月経痛)

生理が重い、生理痛がひどいなどを月経困難症といいます。

月経に伴う痛みは、個人差があります。多少痛み止めを必要とするくらいは正常範囲と考えられます。また、同じ人でも、痛い月と痛くない月があったりすることもあります。大人になるにつれて痛みが軽くなってくる場合や、その逆の場合もあります。
生理痛の原因として、ストレス、月経に対する不安や緊張などの精神的な要因、卵巣から出るホルモンの影響、子宮内膜症や子宮筋腫などの子宮・卵巣の病気によるものなどがあります。ホルモンが原因となっている場合には、痛み止めや低用量ピル、漢方薬などを使用し、症状を緩和させます。子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となっている場合は、薬による治療の他、手術が必要となる場合もあります。

月経不順

生理周期が長い場合

生理周期が39日以上と長い場合は、脳からのホルモン分泌の指令が乱れて、卵胞の成熟が途中で止まり、うまく排卵していないことが考えられます。
卵胞が排卵すべき時期に排卵しないで維持されると、エストロゲンが分泌され続けます。その為、生理が始まるべき時期を過ぎても、子宮内膜の厚みは増し続けます。そのうち厚みの限界を超え、子宮内膜の出血が起きます。

生理周期が短い場合

生理周期が24日以内と短い場合も、脳からの指令にトラブルが起こり、卵胞が成熟しないまま排卵をせずに小さくなってしまう無排卵月経の可能性があります。この場合、エストロゲンの分泌が早い段階で減ってしまい、子宮内膜が増殖を続けることができません。その為、早く出血が始まってしまいます。

過多月経

経血量が多い(過多月経)

昼間から夜用のナプキンが必要であったり、昼用ナプキンを1時間ほどで交換しなければならないような状態が続くのであれば過多月経です。これは、子宮内膜が通常よりも厚くなったり、子宮そのものが大きくなって、子宮内膜の量が増えている状態が疑われます。ホルモンの分泌異常や子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気の可能性があります。

また、多くの場合、気がつかないうちに貧血が進行していますので、血液検査で発見されることもあります。貧血があると、体のすみずみまで酸素を届けることができなくなってしまいます。すると、全身倦怠感や動悸、息切れ、食欲不振などの症状が現れます。心臓は大量の血液を流して酸素不足を解消しようと、鼓動を早くします。呼吸が激しくなるのも、酸素を体に取り入れようとするためです。貧血を放っておくと肺や心臓に負担がかかるだけでなく、心臓肥大につながってしまうこともあるのです。

塊が出る

経血は子宮の内膜がはがれて出血が起こり、一度固まった血液が酵素の働きで再び溶かされて体外へ出たものです。通常は塊のまま出てくることはないのですが、子宮内膜が厚すぎて酵素の量が足りずに溶かしきれない場合は、レバーのような塊として出てくることがあります。
これは子宮内膜を成長させる女性ホルモンの分泌が多いことが主な原因で、性成熟期の女性には決して珍しいことではありません。

ただ、あまり頻繁に塊が出る場合は、子宮筋腫や子宮腺筋症が隠れていることもあるので、一度子宮のエコー検査を受けたほうが良いでしょう。

どのように治療しますか?

量が多い方は、貧血に十分気をつけることが大切です。貧血になると、体がだるく疲れやすくなり、耳鳴り、動悸(どうき)、息切れ、めまいなどを引き起こしますが、毎月少しずつ貧血が進行した場合には自覚症状が乏しいこともあります。
月経量が多い方はまず採血で貧血の有無をチェックします。貧血のある方には鉄剤や止血剤を投与し、貧血を改善しながら、低用量ピルでホルモンのバランスを整え月経量を調整します。

月経前症候群(PMS)

女性は月経の3~10日前になると精神的または身体的に多種多様な症状を感じることが多く、月経がはじまるとその症状はなくなっていきます。これを月経前症候群といいます。

原因はなんですか?

排卵のリズムがある女性の場合、排卵から月経までの期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。この期間の後半、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質(主にセロトニンなど)の異常を引き起こすことが月経前症候群の原因と考えられています。精神的なPMS症状は、セロトニンという物質が減ると起きやすいとされています。セロトニンは喜びや幸せを感じる脳内の物質で気持ちのコントロールに欠かせないものです。

どんな症状がありますか?

心の不調

情緒不安定、泣きたくなる、イライラする、怒りっぽい、憂鬱、不安、落ち着かない、悲観的になる、ボーッとする、集中力の低下、周囲の人に八つ当たりをしてしまう、食欲不振、過食など

体の不調

肌あれ、ニキビ、腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、体重増加、お腹の張り、乳房の張り、眠気、睡眠障害、めまい、倦怠感、のぼせなど

どのように治療しますか?

低用量ピル

月経前症候群の原因の一つである排卵をいったんお休みさせ、女性ホルモンの変動を無くしホルモンの状態を一定にすることで症状を和らげます。服用している期間だけ一時的に排卵をお休みさせるだけなので将来の妊娠には影響ありません。

その他

精神症状や自律神経症状に対しては、軽い精神安定剤や選択的セロトニン再取り込み阻害薬物療法(脳内の活性物質であるセロトニンを維持する治療法)を併用することもあります。
個々の症状や体質に合わせて、漢方薬を処方することもあります。

月経移動

月経予定日が受験や部活の大会、旅行などと重なってしまう場合、一時的に中用量ピルを服用することによって月経日を早めたり、遅らせたりすることが可能です。体に薬の影響が残ることはありません。

避妊

低用量ピル

低用量ピル

低用量ピルは正しく内服すると99%以上の避妊効果があり、他の避妊法よりも効果が確実であることがわかっています。また、避妊目的以外にも生理痛や月経前症候群(PMS)の治療薬としても多くの国で使われており、日本国内でもそれらの疾患に対しては保険適応になっています。低用量ピルでは、子宮体がんや卵巣がんのリスクを下げることがわかっています。乳がんのリスクについては、わずかに上がる可能性がありますが、服用をやめると服用前と同程度になります。また、将来の妊娠に悪影響を及ぼすこともありません。よく耳にする体重増加のご心配も不要です。ただ、まったく副作用がないわけではありません。いちばん懸念されるのは血栓症のリスクです。当クリニックでは服用禁忌(服用してはいけない条件)に触れないかどうかをよく考慮しながら、慎重に処方しております。

期待できること

避妊以外のメリットとして、生理痛や月経前症候群の症状改善、月経量の減少による生活の質の向上、ニキビや多毛症の改善、子宮内膜症、卵巣がん、子宮体がんの発症を抑制することがわかっています。また、月経の時期を1日単位で自らコントロールすることも可能です。受験や大会など、月経前や月経中の不調で本来の実力を発揮できず困っている方、月経不順や不正出血で旅行などの大切なイベントに出血が重ならないか不安を感じている方にとって、月経日を動かせるピルは大きな味方になってくれます。

当クリニックでの処方ピル一覧

保険 フリウェルLD(ルナベルLD)
フリウェルULD(ルナベルULD)
ヤーズ
ヤーズ フレックス
ジェミーナ
自費 トリキュラー、ファボワール(その他のピルは院外処方となります)

低用量ピルには様々な種類があり、患者さまの症状や目的、ライフスタイルに合わせて適切な薬剤を選択することで、月経の煩わしさから解放された快適な生活をサポートします。

副作用

低用量ピルで頭痛、吐き気、眠気、むくみ、不正出血などが起きることがありますが、これらの症状は飲みはじめの期間に起こり、服用を続けることで消えていきます。
重篤な副作用のひとつに静脈血栓塞栓症がありますが非常に稀です。静脈血栓塞栓症は低用量ピルの内服開始後3ヶ月以内が最も多いことのほか、喫煙者、肥満の方、40歳以上の方がハイリスクであることがわかっています。静脈血栓塞栓症の症状としては、激しい頭痛、急に目が見えにくなる、しゃべりにくくなる、激しい腹痛、脚のむくみや痛みなどがあり、早期診断・早期治療で重症化を防ぐことができます。

緊急避妊(アフターピル)

※当クリニックでは緊急避妊ピルの処方の場合、予約は必要ありません。

緊急避妊とは、避妊に失敗してから72時間以内にアフターピルと呼ばれるホルモン剤を内服する方法です。アフターピルを服用することによって、排卵を遅らせ受精を防いだり、着床前に子宮内膜を変化させて妊娠成立を防ぎます。ただし、アフターピルによる避妊効果は100%ではなく、効果の高い方のノルレボでも85%にとどまります。そのため生理のような出血があっても、内服の3週間後に必ず市販の妊娠検査薬をチェックしてください。また、緊急避妊薬を内服したからといって次の生理がくるまで妊娠しないというわけではなく、別の避妊が必要です。アフターピルが今後の妊娠などに影響することはありませんが、避妊失敗のリスクを減らすため、次回月経中より、継続して低容量ピルの服用をお勧めしています。

副作用

一時的な出血や吐き気、頭痛が起きる可能性があり、特に内服後4時間以内に嘔吐すると効果が落ちることがあります。

緊急避妊の方法としては以下の2種類があります。

ノルレボ錠

日本国内唯一の厚生労働省承認の緊急避妊薬です。妊娠率は1.1%、妊娠阻止率は85%と言われています。望まない形の性交渉の機会を持ってから72時間以内に1錠1回のみ服用します。1回の服用でよく、吐き気などの副作用が少ないのが特徴です。

費用 ¥15,000
(初診料、相談料、服薬指導料込み、税別)

ヤッペ法(プラノバール)

望まない形の性交渉の機会をもってから72時間以内(最大120時間以内)に2錠を服用し12時間後、更に2錠服用します。妊娠率は3.2%、妊娠阻止率は57%と言われています。
ノルレボ錠より安価ですが、ノルレボ錠に比べ妊娠阻止率が低いこと、2回服用しなければならないこと、吐き気などの副作用が出やすいことなどのデメリットがあります。

費用 ¥5,000
(初診料、相談料、服薬指導料込み、税別)

性感染症

性感染症とは、性交およびそれに準ずる行為(オーラルセックスなど)によって感染する病気のこといいます。性交渉の経験があれば誰もが性感染症の可能性を持っています。病気の元になる菌やウイルスは性器の周辺、精液、腟分泌物、血液などにいて、性交などによって感染します。性感染症として特に、クラミジア(膣、咽頭)、淋病(膣、咽頭)、性器ヘルペス尖圭コンジローマ梅毒トリコモナス、HIV、肝炎などが知られています。また子宮頸がんを原因の多くをしめるHPV(ヒトパピローマウイルス)も性行為によって感染します。
女性の場合、ほとんどの性感染症は自覚症状がないため、知らないうちに感染していて、相手にも感染させていることがあります。特にクラミジア感染症に感染すると、不妊症の原因や流産・早産の原因にもなります。
オーラルセックスをした場合にはクラミジア感染症や淋菌感染症をはじめとした性感染症が喉に感染することもあります。なかなか良くならない喉の痛みなど、風邪様症状が続く時には注意が必要です。
また、近年梅毒患者の急増も報告されています。梅毒もオーラルセックスだけで感染することがあります。
ほとんどの性感染症は治療可能な病気です。早期に発見、治療することが感染拡大を防ぐことにもなります。

クラミジア頚管炎

病原体はクラミジア・トラコマティスで、性的接触による粘膜同士の接触で感染します。潜伏期間は1~3週間です。
男性では排尿時痛や尿道掻痒感が生じますが、女性では症状が軽く、無症状のことも少なくありません。治療せずに放置しておくと、クラミジアが体内深部に進行し、女性の場合は子宮頸管炎・子宮内膜炎・卵管炎となり、さらに進行すると骨盤腹膜炎を引き起こし、異所性妊娠(卵管妊娠)や不妊の原因となることもあります。
また妊婦がクラミジアに感染していると絨毛膜羊膜炎をおこし流産、早産のリスクが高くなることも知られています。
さらに分娩時まで保菌していると、産道感染により新生児が結膜炎・肺炎を発症することがあります。
治療は、アジスロマイシンの1回内服法による治療が主流です。しっかり治ったことを確認することが大切です。

淋菌感染症

セックス(オーラルセックスを含む)による淋菌の感染で起こります。潜伏期間は2~7日です。クラミジア感染症と同時感染している場合も多い(淋菌感染症中20%~30%がクラミジアとの同時感染)ことが知られています。女性の代表的な症状は帯下(おりもの)の臭いと量の増加ですが症状が軽く、気づかないことも少なくありません。
また淋菌が尿道に感染すると強い排尿痛、頻尿、膿尿(尿に膿が混じる)、および残尿感などの尿路感染症状がでることもあります。男性はほとんどの場合で尿路感染症状がみられます。放置すると不妊の原因になることがあるほか、感染した母体から出産した新生児が淋菌性結膜炎になることがあります。
抗生剤の静脈注射で治療します。

性器ヘルペス感染症

病原体はヘルペスウイルスで、性的接触による皮膚・粘膜の病変との接触で感染します。潜伏期間は2~10日です。症状としては、性器の痒み、不快感の後、水泡、びらんが生じます。診断は病変部からのウイルス分離、抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。
初発時は症状が強いことが多く、治療には抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなど)を使います。発熱がある場合には、脳・脊髄への感染の可能性もあるので注意が必要です。
ウィルスは体内に潜伏しており、免疫力の低下時に再発を繰り返すことが少なくありません。年6回以上、再発を繰り返す場合は再発抑制療法が保険診療で可能です。

尖圭コンジローマ

病原体はヒトパピローマウイルス(6型、11型がメイン、なお子宮頸がんを発症しやすいのは16型、18型)で、性的接触による皮膚や粘膜の病変との接触感染します。潜伏期間は3週間~8ヶ月です。
症状としては、性器・肛門周囲などに鶏のとさか様またはカリフラワー様の腫瘤が出来ます。診断は、病変部の形態の観察、病原体の核酸検査(PCR)で行います。
治療は切除、レーザー、クリーム(イミキモドクリーム)などで行います。

梅毒

病原体は梅毒トレポネーマで、性的接触による皮膚や粘膜の病変との接触により感染します。潜伏期間は約3週間です。
症状としては、感染部位(性器、口など)に赤色の堅いしこりやただれができ、近くのリンパ節が腫れます(第1期)。その後3~12週間くらいの間に、発熱、全身倦怠などの全身症状とともに、皮膚に様々なタイプの発疹が現れ(第2期)、さらに10~30年の間に心臓や血管、脳が冒されます(第3、4期)。診断は病変部の病原体を確認(顕微鏡観察)するか、あるいは血液による抗体検査で行います。
治療には抗菌薬(主としてペニシリン系)を使います。放置すると第1期から2期、3・4期へと徐々に進展します。精神神経異常、死に至ることもあるほか、母体の感染により、出生児が先天梅毒になることがあります。

トリコモナス腟炎

性的接触によりトリコモナス原虫が感染することにより起こります。
症状は帯下(おりもの)の臭いと量の増加です。トリコモナス原虫は帯下の中で動いているため、帯下を顕微鏡でみることにより簡単に診断がつきます。がん検診や培養検査で偶然発見されることもあります。
抗トリコモナス薬の内服で治療することができます。

膀胱炎

女性は男性に比べ尿道が短いため、細菌感染による膀胱炎を起こしやすいと言われています。主な症状としては頻尿、排尿痛、残尿感であり、悪化すると血尿になることもあります。まずは水分をしっかり摂取し、まめに排尿することが大切ですが、それでも症状が改善しない場合には抗生物質の投薬が必要になることがあります。性交渉後に繰り返す方は、性交渉直後の排尿がお勧めです。

おりものの異常

おりものの異常や外陰部のかゆみ、痛みなどは性感染症だけではなく他の疾患で起きることもあります。
多いものでは細菌性膣炎(非特異性膣炎)、膣カンジダ、萎縮性膣炎(老人性膣炎)などです。
稀ですが、子宮頸がん・子宮体がん・卵管がん・外陰がんなどの悪性腫瘍が隠れていることもあるので、異常を感じたら婦人科でご相談ください。

カンジダ腟炎

おもにカンジダ・アルビカンスという真菌が腟内に増えることによる腟炎です。
からだの抵抗力が弱まったり、抗生剤を服用したあとなどに菌交代現象(腟の常在菌が減り、代わりに真菌が増える)の結果発症します。
特徴的な症状は、ヨーグルト状、またはカッテージチーズ様の帯下(おりもの)と外陰部のかゆみです。
治療としては抗真菌作用のある腟錠と塗り薬を使うことにより3~4日間で症状は改善します。保険適応の飲み薬(1回投与)を使うこともあります。

細菌性膣炎

症状としては腐敗臭を伴う帯下(おりもの)が特徴的です。
これはからだの抵抗力が弱まったときなどに腟内に嫌気性菌が増えて発症するもので、セックスにより人から人へと感染するものではありません。
細菌性膣炎は、放置すると子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎などに進展することもあるので気になる時は検査、治療を受けるようにしましょう。
膣錠の投与により腟内細菌のバランスが正常な状態に戻り、帯下の臭いも落ち着きます。

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

加齢などによる女性ホルモン(エストロゲン)の低下によって膣粘膜は萎縮し乾燥しやすい状態になります。すると炎症を起こし、痒みやピリピリとした痛みを感じるようになります。中には不正性器出血や性交痛が出現することもあります。不正性器出血があった場合は、膣炎だけではなく子宮頸がんや子宮体がんなどの悪性腫瘍を鑑別する必要があります。

膣座薬や内服薬によって治療が可能です。

更年期

更年期

「更年期」とは、閉経をはさんで前後5年、約10年間の時期を指します。50歳すぎに閉経する方が大部分なので、一般的には45歳〜55歳くらいの時期が更年期にあたります。この期間に現れる様々な症状の中で、他の病気での症状ではないものを更年期症状といいます。さらにその中でも症状が重く日常生活に支障を来すものを更年期障害といいます。
更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)の低下、また年齢に伴う体の変化と精神的・心理的な要因、社会文化的な環境因子が複合的に影響することで症状が出ると考えられています。

どんな症状がありますか?

更年期障害の症状は大きく分けて3つに分類されます。

自律神経失調症状
のぼせ・ほてり、汗、手足の冷え、動悸、息苦しさ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい、寝つきが悪い、眠りが浅い
精神症状
イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、くよくよしたり、憂鬱になる
その他
関節痛、しびれ、嘔気、食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみ、尿が近い、外陰部の不快感、性交痛

どのように治療しますか?

更年期障害の主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)の減少にあるため、少なくなったホルモンを補うホルモン補充療法が有効です。更年期症状の改善だけでなく、高脂血症や動脈硬化、骨粗鬆症予防にも効果があります。

女性ホルモンには様々な投与方法や形状(飲み薬、貼り薬、塗り薬)があり、一人ひとりに合わせて薬を選択しています。ホルモン補充療法を使用できない患者さまには漢方薬や向精神薬を使用したり、プラセンタ治療などを行うことがあります。

レディースチェック(ブライダルチェック)

レディースチェック(ブライダルチェック)

将来、妊娠・出産をお考えの方や、結婚予定がない方、既に結婚している方でも受けられる婦人科目線での健診パッケージです。
特に性感染症は症状のないまま不妊の原因になることがあるので定期的にチェックしても良いでしょう。メンズブライダルチェックも可能です。

女性

検査項目 子宮頸がん検査
経膣超音波検査(子宮と卵巣の健診)
おりもの検査(一般細菌・カンジダ)
性感染症検査(クラミジア・淋菌・トリコモナス・HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎)
貧血・血糖・生化学検査
風疹・麻疹抗体検査
AMH検査・CA125
検査時期 細胞診や膣分泌物の検査がありますので月経中や月経直後は避けてください
費用 全てセットで¥32,000(税別)
オプション HPV(ハイリスク型判定)を追加できます。
費用は¥5,000になります。

なお、健康な方が受ける検査のため、保険の適用とならず自費診療になります。
検査結果は検査後1~2週間後にご説明いたします(再診料金¥1,000(税別)がかかります)。

男性

精液検査費用 ¥4,000(税別)
採精室ご利用の場合 1回¥2,000(税別)
※持参される場合はかかりません
検査時期 特に時期の指定はありませんが、禁欲期間を2~3日にされてください。
検査結果 当日もしくは後日どちらでも可能です。

妊娠初期

生理予定日から1週間〜10日生理が遅れた頃(妊娠5週)、順調なら超音波検査で子宮内に胎嚢が確認できます。順調なら妊娠6週で心拍が確認できます。
当クリニックでは妊婦健診は行っていませんので、自然妊娠の方は心拍が1〜2回確認できたところで、産科へご紹介しています。

漢方

漢方

「明らかな病気ではないけれど、何となく体調が悪い。」とお悩みの方は少なくありません。そのような方には漢方薬の内服をおすすめしています。
漢方薬は、女性の様々な不調に対する効果があり、長い年月をかけて淘汰された安全で効果的な生薬の組合せが確立されています。効果が感じられない場合は、処方を変更して、体質に合う薬を探していくこともあります。外来で処方するお薬は保険適応です。

漢方では、「気」(生命活動を維持するためのエネルギー)、「血」(血液とその機能)、「水」(血液以外の体液とその機能)の3要素が体をつくると考えられており、これらの流れを改善することで体調を整えます。
漢方薬は、更年期症状、月経前症候群(PMS)、月経痛、月経不順などの婦人科的な疾患をはじめ、むくみ、冷え性、肩こり、腰痛、頭痛、便秘、下痢、食欲不振、めまい、イライラ、憂うつ感、疲労倦怠感、不眠、ニキビ、肥満・痩せなどさまざまな症状に対して処方しています。

月経不順、月経困難症、月経前症候群、更年期症状など

婦人科の3大処方と呼ばれている、「当帰芍薬散」「加味逍遙散」「桂枝茯苓丸」がよく適応となります。これらは「証」によって使い分けます。

当帰芍薬散
虚証、冷え・頭痛・めまい・貧血・発汗
加味逍遙散
中間証、のぼせ・頭痛・イライラ・神経質・不安感
桂枝茯苓丸
実証、のぼせ・肩こり・頭痛・めまい

そのほか、動悸や不安、ストレスがあると訴える方には「柴胡加竜骨牡蠣湯」、疲れや気分の落ち込み、不眠を訴える方には「加味帰脾湯」、のぼせ、めまい、頭痛、動悸、不眠、イライラなどを訴える方には「女神散」、頻尿を訴える方には「八味地黄丸」、排尿・泌尿器系の違和感を訴える方には「猪苓湯」、排卵障害のある方には「温経湯」、便秘や月経前症候群の方には「桃核承気湯」、生理前に悪化するニキビの方には「桂枝茯苓丸加薏苡仁」、妊活中の男性には「八味地黄丸」「補中益気湯」を用います。

妊娠中の漢方

妊娠中の風邪には「葛根湯」ではなく「香蘇散」が第一選択薬となります。そのほか、湿(鼻水等)であれば「小青竜湯」、乾(空咳)なら「麦門冬湯」を用います。また切迫流・早産には安胎薬といわれる「当帰芍薬散」、つわりには「小半夏加茯苓湯」、習慣流産には「柴苓湯」をご希望により処方しています。