2026年4月18日
患者様は初診時32歳、AMH 2.53ng/mlの方です。
転院前のクリニックで採卵3回、移植8回(保険6回、自費2回)不成功で転院されてこられました。
PPOS法で35個採卵し、27個顕微授精、15個胚盤胞凍結し、10個までPGT-Aのご希望がありました。
PGT-A施行10個中、A判定が9個、C判定が1個と驚異的なA判定率(通常32歳だとA判定の割合は約54%です)でした。
PGT-Aを実施していない胚から移植を希望され、1子2子とも初回の融解胚盤胞移植で卒業されました。
現在、良好胚盤胞(PGT-A A判定9個、PGT-A未施行胚3個)を12個凍結保存されたまま、第2子を妊娠中です。
🌹外来で「他院より妊娠率が良いのはなぜですか?」とよく聞かれます。私たちは魔法を使えるわけではありません。ただ、不妊治療の結果は、すべて「技術の掛け算」であると考えています。
医師による的確な診断と治療方針、胚培養士によるミリ単位以下の緻密な操作、そして患者様の不安に寄り添い診療を円滑に進める看護師や受付スタッフ。このうち、どこか一つでも欠ければ、最高の結果は生まれません。
私一人の力ではなく、全スタッフが「最短ルートでの妊娠」という同じゴールを見据え、それぞれの専門領域で一切の妥協をしない。その「総合力」の積み重ねが、数字となって表れているのだと自負しております。