当院は東京都の卵子凍結助成金制度の登録医療機関です。将来の妊娠のために今できる備えをお考えの方は、以下を十分にご理解いただき慎重にご検討ください。
当院では凍結卵子融解による複数の妊娠実績がございます。
- ※日本産科婦人科学会の動画説明も併せてご確認ください。
- ※既婚ですぐのご妊娠を希望されない場合、受精卵凍結(自費診療)をお勧めしております。
- ※医学的適応(がん生殖)の卵子凍結はおこなっておりません。
卵子凍結(未受精卵凍結)保存

当院は東京都の卵子凍結助成金制度の登録医療機関です。将来の妊娠のために今できる備えをお考えの方は、以下を十分にご理解いただき慎重にご検討ください。
当院では凍結卵子融解による複数の妊娠実績がございます。
現時点でご妊娠の予定がない場合、将来の妊娠出産に備えて卵子を未受精卵の状態で凍結保存しておくことにより、将来の妊娠に備えることができます。
1.日本生殖医学会のガイドラインには、
と明記されています。
2.そのため採卵は原則39歳まで、凍結卵子の融解使用は原則44歳までとします。
*学会の推奨年齢を超えていることをご理解されたうえで、強いご希望がある場合、採卵→40歳以上でもご相談が可能ですが、上限年齢を46歳とさせていただきます。凍結卵子の凍結保存・融解使用→50歳の誕生日前日まで延長いたします。(50歳になられて保存継続中の場合、事前に通知のうえで廃棄といたします。)
3.採卵前・融解使用前に健康状態をチェックさせていただき、採卵・融解使用が望ましくないと判断された場合にはお受けできない場合があります。
4.採卵日1年後より1年毎の更新となり、更新の際には凍結物申請書と更新費用が必要となります。更新・廃棄のどちらの場合も期日までに申請が必要となります。凍結保存期限までに更新の手続きが完了しない場合、その後の取り扱いは当院の一任となります。廃棄をご希望の場合でも保存期限を過ぎて申請があった場合、それまでの更新料のお支払い(1年毎)が必要となりますのでくれぐれもご注意ください(お手続きがない場合、自動で廃棄にはなりません)。
5.卵子の保管にはセキュリティを含め細心の注意を払いますが、天災や火災、盗難等の不慮の事故による卵子の破損や損失の可能性があることをご了承のうえ、治療をお受けいただくことになります。また、将来卵子を融解した場合、万が一にもすべての卵子が変性し、受精に用いることができない可能性もゼロではありません。その場合にも当院では一切の責任を負いかねます。また、それまでにかかった費用は返金できません。
6.将来、卵子を使用する場合は精子をお預かりし顕微授精での使用となります。精子提供者は原則として、法律婚または事実婚のお相手に限り、精子提供者の顕微授精実施のご同意(同意書)が必須となります。また、卵子(未受精卵)の所有権はご本人様のみにあり、婚姻関係にあっても夫に所有権はありません。
7.凍結卵子の院外持ち出しは原則できませんが、事情によりご相談可能です。(上記当院の方針は、日本産婦人科学会などの会告に従い、予告なしに変わる場合があります。)
採取された卵子のうち成熟卵子のみが凍結保存可能です。また成熟卵子でも体質や採卵時のご年齢により、卵子を融解した際の生存率や受精率、胚盤胞到達率、妊娠率に差があります。
生理が開始しましたら排卵誘発剤を使用します。これにより採卵数目安が6~12個程度になりますが個人差があります。この程度の数でしたら、副作用の腹痛、卵巣過剰刺激症候群などのリスクは軽度です。ただし未熟卵や変性卵もあるので、採卵数すべてを凍結できるわけではありません。1回の採卵でご希望の個数の卵子が凍結できなかった場合、採卵を1~2周期以降で再度行うことが可能です。
具体的には、月経が開始しましたら月経3日目までに来院していただきホルモン採血・エコー検査のうえで誘発方法を決めます。
1本の容器には最大で3個までの卵子が保存可能です。
容器1本(卵子1~3個)につき¥55,000、2年目以降¥22,000/年(税込)の凍結保存費用がかかります。(予告なしに価格が変更となる場合があります。)
「採卵」による副作用は痛み・出血・炎症など、「排卵誘発剤」による副作用は卵巣過剰刺激症候群(腹痛、腹部膨満感)があります。
| 採卵 | ¥220,000(穿刺するも変性卵・未熟卵のみ、回収なしの場合¥49,500) |
|---|---|
| 卵子凍結 | ¥55,000/本(容器1本で最大3個まで保管可能) |
| 凍結延長 | 2年目以降 ¥22,000/年(容器1本につき) |
卵子を融解時は、原則予定の立ちやすいホルモン補充周期で日程を調整したうえで精子のご提出日に卵子を融解し精子と受精(顕微授精)させます。
原則、胚盤胞(受精後5~6日目の胚)まで培養し、移植に適した受精卵を移植します。
残りの胚がある場合、胚凍結をおこない、次の治療に備えます。
胚の凍結保存はガラス化保存法で行います。ガラス化保存法では、凍結保護剤を使用し、胚が入っている凍結液を直接液体窒素に接触させごく短時間で胚を凍結します。融解後の胚生存率は95~99%です。2023年に、日本で生まれた体外受精児(85,048人)のうち、95%が凍結融解胚移植により生まれてきています。


該当の「凍結物申請書」を印刷し、2ページ目を必ずよくご確認ください。
凍結物の保管は1年間となっております。
保存期限満了日までに必ず「更新」または「廃棄」のお手続きをお願いいたします。(廃棄の場合にもお手続きが必要になります。)
Webにて診療メニュー「凍結更新(胚・卵子・精子)」でご予約のうえ、下記をご用意いただき、ご来院ください。
下記を当院宛に現金書留にてご送付ください。
※一部廃棄される方は、来院にてお手続きください。
Webにて診療メニュー「凍結更新(胚・卵子・精子)」でご予約のうえ、下記をご用意いただき、ご来院ください。
下記を当院宛に郵送にてご送付ください。
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