卵胞期のお悩み

卵胞が育たない

卵胞が育たない原因は、ホルモンバランスの乱れ、多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）、高プロラクチン血症、卵巣機能の低下などが考えられます。

PCOSと言われた

PCOSは排卵が起こりにくくなる体質です。月経不順や不妊の原因となるため、適切な検査と治療が必要です。

生理が短い・少ない

出血量が少ない、期間が短い場合は、卵胞の発育不良やホルモン分泌の不足、子宮内膜の薄さが影響していることがあります。

不妊検査で異常がないのに妊娠しない

原因不明不妊と呼ばれるケースです。卵子の質や受精・着床過程など、検査では見えにくい要因が関係することがあります。

AMHが低い

AMH（卵巣予備能の指標）が低い場合、卵子の数が少なくなっていることが考えられます。早めの治療選択が重要です。

子宮にポリープがあると言われた

子宮内膜ポリープは受精卵の着床を妨げ、不妊や流産の原因となる場合があります。検査と除去が必要なこともあります。

何回か妊娠はしたが流産をしてしまう

反復流産は染色体異常や子宮の形態異常、免疫や血液の異常など多様な原因が関わります。詳細な検査で原因を探ることが大切です。

排卵期のお悩み

排卵日がよくわからない

排卵のタイミングは妊娠に直結します。超音波検査や必要時ホルモン検査で正確に把握することが可能です。

性行為のタイミングが合っていないように思う

排卵前後の限られた時期に性交を持つことが重要です。タイミング法が負担になる場合、シリンジ法や人工授精をご提案します。

タイミング法がプレッシャーになる

「妊娠しなければ」という心理的負担が逆に妊活を難しくすることもあります。医師と相談しながら無理のない治療を進めることが大切です。

排卵しているかどうかわからない

排卵は必ずしも毎周期起こるわけではありません。ホルモン検査や超音波検査で確認することができます。

乏精子症、精子無力症と診断された

精子数や運動率が低い場合は自然妊娠が難しいことがあります。顕微授精（ICSI）が有効な場合もあります。

排卵痛が辛い

排卵時の下腹部痛は、卵巣から卵子が排出される際に起こる「排卵痛」と呼ばれる症状です。強い痛みや出血を伴う場合は婦人科疾患（子宮内膜症や卵巣のトラブル）が隠れていることもあります。繰り返す強い排卵痛が不妊の原因となるケースもあります。ホルモン検査や超音波検査で原因を確認し、一般不妊治療で結果が出づらく症状が辛い場合には必要に応じて体外受精へのステップアップをご提案いたします。

ステップアップを希望される方はこちら

排卵時に出血する

排卵のタイミングで少量の出血が見られることがあります。これは「排卵期出血」と呼ばれ、多くは一時的で心配のいらないものです。ただし、出血量が多い・長引く・痛みを伴うといった場合は、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜症、ポリープなどの可能性もあります。検査結果を踏まえて、自然妊娠を目指す治療から体外受精まで幅広い選択肢をご提案します。

黄体期のお悩み

基礎体温がガタガタ

基礎体温の乱れは排卵やホルモン分泌に異常がある可能性があります。黄体機能不全が疑われる場合は、排卵誘発剤を使ったり、黄体ホルモンを補充して対処していきます。

高温期が短い・黄体機能不全

黄体ホルモンの不足で子宮内膜が十分に維持されず、着床に影響することがあります。

生理周期がバラバラ

排卵障害やホルモンバランスの乱れが原因であることが多く、内服の排卵誘発剤をまず使っていきます。

なかなか着床しない

受精卵が子宮にうまく定着しない背景には、卵子の質や子宮内の環境、免疫や血流の問題が関係します。

内膜が薄いと言われた

子宮内膜が薄いと着床しづらくなることがあります。主に薬物療法が検討されます。

（自費診療ではPFC-FD療法があります。）

一般不妊治療で妊娠しない

タイミング法や人工授精で結果が得られない場合、体外受精などの高度生殖医療をご提案します。

自然妊娠を待てない

年齢や卵巣予備能を踏まえ、早期に体外受精にステップアップすることで妊娠率が高まる場合があります。

※保険診療で体外受精（IVF）を行うのは「これ以外の医療行為では妊娠成立が難しい」と医師が診断した場合に限られます。「妊娠率が一番高いから体外受精」といった患者様希望での実施は保険適用になりません。

PMS（月経前症候群）が辛い

頭痛やイライラ、腹痛などの症状が強い場合、生活に支障をきたすだけでなく、ホルモンバランスの乱れや排卵・黄体機能に影響していることもあります。基礎体温の測定やホルモン検査を行うことで、原因を特定し適切な治療につなげることができます。