着床前検査（PGT）について

対象の方

着床前診断の種類

• 原則として新たに採卵して出来た胚盤胞が検査の対象となります。
• ご希望をいただいても必ずしも検査が実施できるとは限りません。詳しくは外来にてご相談ください。

PGT-A・SRに関する説明動画

PGT-A・SRを検討している患者さまは、下記ページの説明動画（2種類）を必ずご視聴ください。

不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査（PGT-A・SR）（日本産科婦人科学会）
PGT-A・SR動画視聴確認シート（日本産科婦人科学会）

費用

胚1個あたり	¥110,000（税込） （胚生検¥33,000＋検査費用¥77,000）

※上記とは別に体外受精の費用がかかります。詳しくは「費用について」のページをご確認ください。
なお、PGT-A・SRを行う際は現時点では体外受精・胚移植の治療に保険は適用されません。

その他

• 検査結果が届くまで約2週間かかります。
• 男女産み分けはおこなっておりません。
• ご希望に応じて、藤田保健医科大学病院臨床遺伝科の遠隔遺伝カウンセリングを受けることができます。PGT-SRの場合、PGT実施前と実施後、少なくとも2回の遺伝カウンセリングが必須となります。
• 検査に提出する部分（将来胎盤になる部分）が、必ずしも児の染色体の情報を反映しているとは限らないため、検査結果が正確でない可能性（誤判定：5～15％）があり、下記のようなことが起こる可能性があります。
  1. 「A」判定胚を移植したのに、実際は染色体疾患を持つ赤ちゃんであった
  2. 健康な赤ちゃんとして生まれる可能性のある胚が移植に適さない（「C」判定）と判断され、妊娠の機会を失った
• この検査では、すべての染色体の本数が多くなっている場合（倍数性異常）や染色体に過不足のない形の変化（均衡型転座など）、微細な染色体の形の変化などについてはわかりません。
• 染色体正数性胚を移植する場合、妊娠率は約70%、流産率は約10%と報告されています。検査による胚へのダメージの可能性や着床環境など胚以外の要因によると思われます。